2009年5月22日金曜日

フリーター問題は年々クローズアップされていく

フリーター問題は数年前からいつもテレビや新聞のニュースに取り上げられてきました。

最近では、ニート問題とならんでフリーター問題についての評論が新聞に載せられ、フリーター問題を取り上げた特集などもあるようです。

インターネットで「フリーター問題」と検索をかけただけで、「フリーター問題と女性」「フリーター問題と賃金」「フリーター問題と企業」「フリーター問題と対策」「フリーター問題と経済」などあらゆる関連したものが出てきます。

年々増えているフリーターは次第に経済に影響を与え、フリーター問題として取り上げられてきたようです。

しかし、フリーター問題と聞くとなんだかフリーターはよくないように聞こえるのですが、実際フリーター問題とはなんなのでしょうか。

フリーター問題が大きくなっているということは、国にしろ企業にしろ一般の人にしろだれかがそれによって悪い影響を被るからではないでしょうか。

また、本人の将来のことを思ってのフリーター問題なのかもしれません。

国の経済などに影響がでるのならフリーター問題が騒がれるのには納得できます。

でも、本人のためにフリーター問題がクローズアップされているとしたらそれはちょっと変な気がします。

フリーターの人はたいていフリーターとしての生活に満足している人が多いような気がします。正社員として仕事をしていた人が居づらかった会社組織から脱出し、フリーターになり精神的によかったという話も聞きます。

フリーター問題は必ずしもフリーター自身にとって問題になっているとは限らないようですね。

フリーター問題でよく取り上げられるように、好きでフリーターになったのではない人もいるのは確かです。

そこから浮上してくるフリーター問題があるのかもしれません。

例えば、リストラにあった人が再就職に失敗し、やむを得ずフリーターをしているという中高年の人の話も聞きます。

このような人がいる状況は確かにフリーター問題として取り上げられてしかりでしょう。

最近の求人情報にはフリーター向けのアルバイトが山のようにあります。

フリーター問題が大きく取り上げられる中、企業の中にはいろいろな保障をしなければならない正社員を多く雇うよりは補償をあまりしなくていい融通のきくフリーターを雇う方がいいと考えるところもあるようです。

これもフリーター問題を大きくしているのかもしれません。

このように見てみると、フリーター問題にはあらゆる面の問題がかかわっており複雑だということです。

フリーター問題について自分で調べ、自分の視点でフリーター問題について考えてみるといいですね。


フリーター問題